トゥールーズ特集~スタジアム紹介~

今月号から数か月に渡り、ラグビーの街、トゥールーズについて特集させていただきます。今回はスタジアムのご紹介です。

Stadium de Toulouse
スタジアム・ド・トゥールーズ

こちらのスタジアムは当初、1938年のサッカーワールドカップのために前年に着工されましたが、結局建設がワールドカップまでに間に合わず、また、戦争による工事中断も経て、最終的に1949年に完成しました。普段はサッカーの人気クラブ・トゥールーズFCの本拠地として、またスタッド・トゥールーザンにも時折使用されています。

収容人数33,150人という巨大な会場ながら、ラグビーとサッカー用に作られたスタジアムのため、フィールドを囲む陸上競技のトラックの設備がなく、ピッチのすぐ近くに観客席があるという大きな特徴があります。

こちらで、9月10日(日)日本vアメリカ2の試合と9月28日(木)日本vサモアの試合が行われる予定です。9月10日の試合は、トゥールーズでのワールドカップ初戦となり、待ちに待った熱いファンたちがこぞってスタジアムに駆けつけ、大注目の試合になるはずです!

実は日本代表はすでにこのスタジアムで試合経験があります。2007年ラグビーワールドカップの時で、フィジーとの対戦の末、残念ながら31-35で惜敗しています。

来年のワールドカップでは、2007年から進化した日本代表選手たちの力強いプレイが見たいですね!2戦とも勝利して目の肥えたトゥールーズのサポーターたちを驚かせてほしいです。

RWC2023トゥールーズの試合一覧】
9月10日(日)13:00~ 日本vアメリカ2(プールD)
9月15日(金)21:00~ ニュージーランドvアフリカ1(プールA)
9月23日(土)14:00~ ジョージアv予選トーナメント勝者(プールC)
9月28日(木)21:00~ 日本vサモア(プールD)
10月8日(日)21:00~ フィジーv予選トーナメント勝者(プールC)

パリからトゥールーズへの交通手段

トゥールーズはパリから約680km離れており、電車で最短約4時間半、飛行機で約1時間半かかります。電車利用の利点としてなんといっても費用面でしょう。到着までに時間がかかりますが、車窓から見える景色を楽しみながら、旅行が楽しめます。パリを出発して10分もすれば、緑多い田園風景が一面に広がります。最近は有名シェフ監修の車内カフェテリアも人気です。時短重視の方は、飛行機がおすすめ。空港での待ち時間はありますが、すぐに到着して、その分時間を観光に充てられます。空港からはシャトルバスが便利♪市内まで約20分でアクセス可能です。車で移動したいという方もいらっしゃるでしょうか。まっすぐ向かえば、最短で約6時間半で到着できます(!)長い道のりですが、道中にはジャンヌダルクゆかりの地・オルレアンや中世巡礼の街・ロカマドゥールなど面白い観光地がいっぱい!レンタカーを借りて、気ままにフランス旅行を堪能するのもいいかもしれませんね。

スタッド・トゥールーザンのファンが集うラグビーバー

RWC会場会場とスタッド・トゥールーザンの練習場のちょうど中間地点に位置するラグビーバーが「Le Rouge et Noir (赤と黒) 」。もちろん名前の由来はスタッド・トゥールーザンのシンボルマークの赤色と黒色からなのでもうお分かりでしょうが、このバーはスタッド・トゥールーザンのサポーターのバーです。壁から天井までチームのアイテムでびっしり埋め尽く
された店内で、ビール片手に試合を見ながら盛り上がって、現地ならではの体験をしてみるのも楽しそうですね。

住所:3 Rue du Pont Saint-Pierre 31300 TOULOUSE

アクセス:地下鉄Saint Cyprien – République駅から徒歩1分